IKOテクノロジー キャピラリーテクノロジー
Cルーブに含浸したオイルだけで長期メンテナンスフリーを実現!!
キャピラリーテクノロジーは、毛細管現象(Capillary)を利用して、長期間、外部からの潤滑油の供給を不要とする画期的なIKOオリジナル技術です。キャピラリーテクノロジーは、製品の長期メンテナンスフリーを実現するとともに、地球環境にも大きく貢献します。
潤滑部品「Cルーブ」と潤滑メカニズム
潤滑部品「Cルーブ」とは
「Cルーブ」は、微細な樹脂パウダーをスリーブまたはプレートに焼結成形して作られた連通多孔焼結樹脂に、内部空間に発生する毛細管現象(Capillary)を利用して多量の潤滑油を含浸させたものです。これを直動案内機器に潤滑部品として組込むことで、オイルミニマムを備えたCルーブ・メンテナンスフリーシリーズが誕生しました。
Cルーブリニアウェイの潤滑油供給メカニズム
潤滑部品「Cルーブ」が発揮する4つの特長
1.メンテナンスフリー
Cルーブ内の潤滑油だけで、20,000km以上の無給油走行に耐久しています。さらにスライドユニット内にはグリースを封入していますので、長期間にわたってメンテナンスフリーを実現します。
2.エコロジー
Cルーブ内の潤滑油は、転がり案内部の潤滑性能を維持するのに必要な量だけを供給するため、長期間の走行でも潤滑油の消費が少なく、潤滑性能を維持します。
3.コンパクト
潤滑部品Cルーブを内蔵しているので、潤滑部品を外付けするタイプと異なり、スライドユニットが長くなることがありません。 取付けスペースやストローク長さの制約を受けずに、従来品からの置き換えが容易です。
4.スムース
スライドユニットの外側に取り付けてトラックレールに接触する方式の潤滑部品のような、すべり抵抗が発生しません。 駆動力の追従性が良く、精度向上や摩擦損失の低減による省エネに貢献します。
関連情報
IKOが生み出す、高品質・高精度な製品
「IKOならでは」のこだわりをもった、オリジナルのテクノロジーを紹介します。
キャピラリーテクノロジー
毛細管現象(Capillary)を利用した IKOオリジナルの潤滑部品「Cルーブ」。潤滑油の使用量を最少限に抑え、製品の長期メンテナンスフリーを実現するとともに、地球環境にも大きく貢献します。
フリーコンビネーション
独自の高い加工技術を背景に、スライドユニットとトラックレールを厳密に寸法管理することで、他に類例のない高い互換性レベルを実現。欲しいモノを、欲しいときに、欲しいだけ発注することができます。
スモールサイジング
スモールサイジングに必要不可欠な2条列4点接触のシンプル構造。永年培ってきた設計ノウハウと生産技術により、マイクロサイズでも位置決め機構の高精度化に貢献します。