![製品詳細背景画像](/sites/default/files/09d4cf81d5545f1922c1f6dd7cb0c80e9aca5dc0ab22a51dbb0b3e63b3465885f442bb7fdaf28e7fefadd0170cbc0ac5/product-visual-01.jpg)
ニードルベアリング 高剛性取付穴付きクロスローラベアリングV
ニードルベアリング 高剛性取付穴付きクロスローラベアリングV
高剛性取付穴付きクロスローラベアリングVは、内外輪ともに一体構造(非分割)で、内外輪に取付穴があり容易に装置へ取り付けることができます。また、ハウジングや押さえ板などの周辺構造の影響を受けにくく、高剛性・高精度な案内を実現します。
特長
一体構造の内輪と外輪の間にころを直交させて配列させています。また、ころところの間に回転を円滑にするセパレータを組み込んでいます。
内外輪に取付穴があり容易に装置へ取り付けることができます。
開放形と密封形があり、密封形には特殊合成ゴムの密封シールを組み込んでいます。
製品概要
クロスローラベアリングとは?
クロスローラベアリングは、内輪と外輪の間にローラを直行させて配列したコンパクトな構造の軸受です。 ローラの直行配列によって、あらゆる方向の複雑な荷重を1個で同時に受けることが可能なため荷重方向に左右されずに組付けることが可能です。
コンパクト
![コンパクト](/sites/default/files/432af83389bb753f9818d4d9b7046c9eed665c790776de8a57829fb7703c3e49488953d61e69dd89ccffd3e788c1291b/ph01.jpg)
ローラの直交配列によって、接触角45゜の単列ローラベアリングやボールベアリングの背面取付け2個分を1個分の断面積に抑えた構造となっており、省スペース化に貢献します。
高剛性
![高剛性](/sites/default/files/09cdaee83cde5bde1c404721e8c6fec7c46c819088d7185357aa38992d64e09ad2bda14faf3312c5fdf47a975eae9eb8/ph03.jpg)
図は、ターンテーブル回転部の断面図です。ターンテーブルにモーメントが加わったときの作用点距離はLとなり、軸受の許容モーメントは作用点距離Lに比例します。ターンテーブルのモーメント剛性を上げるために作用点距離Lを大きくする場合、アングラボールベアリングでは2個必要です。また軸受間距離を大きくとる必要があるため、装置は大きくなります。しかしクロスローラベアリングでは単体でも作用点距離Lを大きくとることができるため、装置の省スペース化を実現し、なおかつモーメント剛性を向上することが可能です。
![高剛性](/sites/default/files/a2bbdf89936dfd70c9c053e5471dde5ad9d217cc5a3692c5d3a88ca8f15c2b3dd23cc2b4f63d023f2c58830cdf279f40/ph02.jpg)
軸受内部の転動体にローラを使用した線接触構造のため、ボールタイプの軸受と比べ剛性が大幅に向上します。例えば、複列のアンギュラタイプボールベアリングと比べ、断面寸法はコンパクトでありながら剛性は3~4倍向上します。