IKOエピソードNo16 IKOの今と未来を発信するプライベートショー「IKO Today」
IKOの今と未来を発信するプライベートショー「IKO Today」
モノづくりが盛んな信州初開催のプライベートショーに潜入
長野県茅野市の茅野市民館マルチホールで8月27日、「IKO Today in SHINSHU 2026」が開催されました。信州で初開催となった本プライベートショーには、あいにくの悪天候にも負けずに約500人が来場。当日来られなかった方にも、会場の熱気が伝わる潜入レポートをお届けします。
信州初開催のプライベートショー

長野県(信州)、とりわけ諏訪地域は、精密機器や半導体製造装置、工作機械、電子部品などの製造業が集積する、日本有数のモノづくり地域です。IKOも長年、信州エリアの多くのお客様に支えていただいています。そんな日頃からお世話になっている信州のお客様に感謝を伝えるとともに、「お客様にとってもっと足を運びやすい場所で、IKO製品の実物をじっくり見てもらいたい。そこでお客様が抱えている課題や、製品・技術に対する要求を直接伺いたい」。信州初開催となった今回のプライベートショーの背景には、そんな思いがありました。
見て、触れて、動かして、学ぶ

今プライベートショーのコンセプトは、「見て、触れて、動かして、学ぶ」。会場では、IKOのさまざまな製品が一堂に展示されたほか、リニアウェイの組立体験、ロボットや映像などによる製品のデモ、技術相談、セミナーなどが実施されました。なかでも特徴的だったのは、多くの製品に直接触れられる体験型の展示です。IKO製品は、機械の内部に組み込まれることが多く、普段、その姿を直接目にする機会は多くありません。実際、来場者からも「カタログでは分からなかった違いが、実際に動かしてみて理解できた」といった声が聞かれました。
組み立て体験は再発見の場
本プライベートショーの人気コンテンツ・リニアウェイの組立体験コーナーには、今回も多くの人が訪れ、その作業の細かさを肌で感じていました。
半導体製造装置関連メーカーの男性来場者は「一般の人を対象とした組み立て体験ですから、おそらく比較的簡単なものを用意したはずです。それでも相当な難易度だと感じました。これ以上を求めるとなると、熟練の技術に頼らざるを得なくなる。自動化が難しいのもわかる気がします」とコメント。製品を使う側だからこそ分かること。そして、実際に手を動かして初めて気づくこと。そうした一つ一つの実感が、製品そのものへの理解につながっていきます。

同コーナーでは、老若男女問わず、職種や立場もさまざまな方々が同じリニアウェイを組み立てます。「恥ずかしながら、IKO製品のほとんどを箱や型番でしか知らなかった」という販売代理店の女性2人組は「モニターやカタログ上では、実際の大きさや重さに実感が湧きません。実物を見たり触ったりするのは初めてで、この経験は今後の仕事でも役立ちそうです」と話していました。
実際に手に取ってみて製品への印象も変わったそうで、「こんな小形の装置でも荷重容量がトン単位と伺いました。私たちの生活は、こうした装置に大いに支えられているんだということを改めて実感しました」。実物に触れることで普段は意識することのない製品の役割を再認識する。組み立て体験は、そんな気づきを促したようです。
IKO製品の多様さに驚きの声も
今回の展示では、IKO製品の多様さと幅広さに驚く声も多く聞こえました。実は長年のIKOユーザーの中にも、自分が使用する特定の製品以外の知識は乏しいという方が少なくありません。会場に展示されたIKOの最先端の製品には、多くの注目が集まっていました。

その一つが、特許取得済みの「液晶潤滑シリーズ」です。グリースの代わりに液晶を潤滑剤として用いた「液晶潤滑リニアウェイ」は、低発塵、低蒸発、低アウトガスといった特性を持ちながら、潤滑性能の向上を図った製品。特殊環境下での直動案内機器・軸受製品の飛躍的な性能アップと組み込む機械の信頼性向上に貢献します。

また、コンパクトなボディに高い位置決め性能を備えたリニアモーターテーブル「ナノリニア NT」にも、熱い視線が注がれていました。極めて小形でありながら最大推力72Nを発揮するため、高速・高応答の位置決めが求められる半導体・液晶関連装置や、クリーンな環境での検査・組立などへの活用が期待されています。

さらに、2025年度”超”モノづくり部品大賞で「電気電子部品賞」を受賞した精密位置決めテーブルPDシリーズ「パラレルドライブステージ PD…S」も展示されました。2本のボールねじを平行に配置することで、直線運動からXY方向の動きを生み出す同製品。従来の一軸アクチュエータを積み重ねたステージとは違ってモータやケーブル類がないため、作業スペースを限定しない自由度の高い設計を可能にする製品です。
「想像以上に製品や社会との接点が多い」

こうした製品群の幅広さや、社会との多様な接点に驚いていた来場者の中には、未来のIKOを担い手がいました。取材で偶然声をかけたのは、実は来春、IKOへの入社を予定している大学生でした。「もともと『IKOはリニアに強いベアリングメーカー』というイメージを持っていました。就職活動中にそれなりに勉強していたのですが、想像をはるかに上回る製品群の多彩さに驚きました。また、それだけ社会のさまざまな分野を支えていることを知り、入社が楽しみになりました」。
この学生、実は今の自分の研究とIKOの専門領域が異なると考え、希望職種に悩んでいたといいます。「ただ、これだけ幅広い製品と分野に対応しているのであれば、私の研究の経験の生かしどころも見つかるかもしれません。研究開発職への興味も湧いてきました」と、目を輝かせていました。
信州でのお困りごとは松本営業所へ
IKOのプライベートショーは、全国各地の事業所が持ち回りで企画運営を行います。今回のショーの開催を支えたのは、長野県全域を担当する松本営業所。日頃は、モノづくりに関わるさまざまな業種のお客様がいるこのエリアの窓口となり、製品の提案から、技術相談、導入後のフォローまで行っています。
今回のショーでは、10数年ぶりに再会できたお客様もいらっしゃいました。こうして再びつながったご縁と、そこで交わされた会話や、ありがたいお言葉、技術的なご意見・ご要望、切実なご相談など、そのすべてがこれからのIKOをもっと良くする材料となります。この信州の地で「困ったときに最初に相談していただける存在」となることを目指しながら、今後も地域のさらなる発展に貢献していきます。信州でのお困りごとは、ぜひ松本営業所にご相談ください。お客様ごとに違う課題に寄り添い、共に成長していくことをお約束します。
IKOは、プライベートショーのほか、国内外各主要都市で開催される展示会にも出展します。直近の出展予定は、「IKO EXHIBITIONページ」をご確認ください。また、松本営業所ほか、各地域でお近くの営業所をお探しの方は、「事業所一覧ページ」をご覧ください。







