sustainability

サステナビリティ ESG経営:社会 製品品質・サプライチェーン

基本的な考え方

当社グループの強みの一つである「品質」は、長い歴史の中で全社員に深く根付いてきた「お客様から信頼され、お客様に満足していただける製品を全員で作り続けたい」という強い想いが源泉となっています。当社グループでは、右記の品質方針を掲げ、現状に満足することなく、全体最適な改善を繰り返していくことで高い品質水準を維持・向上し、お客様が、安全・安心にお使いいただける製品を提供していきます。

品質方針

品質第一に徹し、
お客様の満足する製品を、
一人ひとりの創意と工夫により、
工程で作り込む。
この取り組みが効果的であり続けるように改善していく。

品質管理体制と取り組み

品質管理体制

当社製品における「高品質・高精度」は、お客様がIKOブランドを選んでくださる大きな理由であると考えています。当社グループでは、国内部門において築き上げてきた品質体制を海外生産拠点にも展開し、グループ全体で高い品質水準を維持・向上しています。統一した「品質方針」のもと、きめ細かな対応を行うため、各拠点にて品質保証体制・品質改善体制を構築し、運用を行っています。

品質管理体制

品質管理に対する取り組み

当社グループでは、品質保証活動を効率的に行い、お客様満足度の向上を目指すため、岐阜地区、鎌倉地区、IKOTHOMPSON VIETNAM CO.,LTD.、 優必勝(蘇州)軸承有限公司にて国際的なマネジメントシステム規格である、ISO9001認証を取得しています。

生産工程における品質管理の取り組みとして、検査員制度を導入しています。各部署の責任者が検査補助員を認定し、一定期間の経験を有した従業員の中から、該当認定区分の検査に関する知識および技能を有するものを対象に検査員認定を行っています。また、年1回の定期内部監査や、不定期に行う臨時内部監査の実施により、自社工程内の品質レベルの維持・向上に取り組んでいます。

また、年1回、お取引先様に対する定期評価を「品質・納期・コスト」の視点で行っています。実施しました定期評価については、お取引先様にフィードバックさせて頂いており、サプライチェーン全体での品質管理体制の強化にも積極的に取り組んでいます。

お客様満足度の向上に向けた品質づくり

当社製品において、「品質」はIKOブランドの核となる非常に重要な要素です。当社グループにおける品質維持・向上の取り組みを継続するとともにサプライチェーンマネジメントの更なる強化を進め、全体最適な品質管理体制の構築に取り組みます。

また、「製品の品質」だけではなく、お客様への対応・提案力といった「サービスの品質」も、当社グループの強みであります。製品を通じたあらゆる「品質」を大切にし、IKOブランドの優位性をより広く、効果的に伝えられるよう、お客様に寄り添った品質づくりをさらに強化していきます。

サプライチェーンマネジメント

基本的な考え方

当社では、事業をグローバルに展開する中で、国際社会からの信頼を獲得するためには、当社グループだけでなく、サプライチェーン全体で、社会からの要請に応えていく、責任ある取り組みが必要と考えています。

調達基本方針

  • 品質、コスト、納期遵守を重点項目とし、競争力のあるサプライヤーから、公平で最適な調達を行います。
  • 法令を遵守し、公正な取引を行います。
  • 地球環境に配慮した調達活動を行い、グリーン調達を推進します。
  • 企業活動において持続的に発展し、社会的責任を果たすサプライチェーンを構築します。

CSR調達への取り組み

企業の持続的な成長には法律遵守の責任はもちろん、社会の一員として企業活動を通じた社会的責任を果たす、いわゆるCSRに取り組むことが必要不可欠です。当社では、1998年度より「企業の社会的責任として環境に配慮した企業活動を行い、環境負荷を低減し、豊かな地球環境の実現に貢献する」を基本理念として掲げ、2003年には『グリーン調達基準書』を制定し、グリーン調達を推進しております。

また、環境問題のみならず、人権・労働問題への配慮など、より広範に社会的責任を果たすべく、2022年7月に『IKOグループ サプライヤーCSR調達ガイドライン』を策定しました。

今後はガイドラインの実効性向上のため、お取引先様との連携を密にしながら浸透化ならびに取り組みの強化を図ります。

CSR調達推進体制

サプライチェーン全体での人権尊重

当社グループでは、世界中の国や地域でグローバルに事業を展開していることから、国際基準に則った人権に対する配慮はサステナブル経営の基盤であると考え、行動憲章に人権の尊重を謳い、取り組みを推進してきました。

近年、企業の人権尊重への取り組みの重要性は増しており、自社のみならずサプライチェーンも含めた人権の尊重への取り組みが求められていることを認識しています。このことから、当社においては、2023年2月に強制労働や児童労働の禁止等の基本的人権の尊重の遵守を明記した『IKO グループ人権方針』を策定しました。そのうえで、お取引先様にも、人権方針に準拠した『IKOグループサプライヤーCSR調達ガイドライン』に賛同いただくことで、当社サプライチェーン全体としての人権尊重を推進しています。

こうした活動を通じて、ビジネスパートナーを含む様々な関係者と協働して当社事業活動に関連する全てのステークホルダーの人権尊重の推進を目指します。




PAGE TOP