sustainability

サステナビリティ ESG経営:環境 事業活動における環境への配慮

資源循環(廃棄物)

当社グループでは、循環型社会の構築に向け、廃棄物の排出量削減および再資源化率の向上に取り組んでいます。廃棄物削減の中長期目標として「2030年度の再資源化率を96%以上、最終処分量を2000年度比で92%以上削減」を掲げています。主な取り組みとして、産業廃棄物である金属屑(研削スラッジ)を圧縮処理することで再資源化を促進しています。また、通い箱(専用箱)の導入による梱包資材の再利用や、梱包資材の見直しによる緩衝材の使用量削減などを実施しています。更に、工場食堂におけるプラスチック容器の削減やデジタル化によるペーパーレス化など、廃棄物削減に向けた取り組みを推進しています。

廃棄物種類別内訳:金属屑1562t、廃油1165t、一般廃棄物(紙屑等)169t、汚泥135t、ガラス・陶磁器屑73t、廃プラスチック類41t、木屑37t、煤塵(ダスト類)12t
廃棄物推移と再資源化率

廃棄物排出量と再資源化率の推移

(単位:t)
項目 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 2025年度
廃棄物排出量 3,887 3,958 2,996 2,992 3,198
再資源化量 3,726 3,796 2,881 2,889 3,088
処分量(埋立+焼却) 161 162 115 103 110
再資源化率(%) 95.9 95.9 96.1 96.6 96.5

主な取り組み

産業廃棄物リサイクル
金属屑のリサイクル図

研削工程で副産物として発生する金属屑(研削スラッジ)は、水分を多く含み、処理が困難であるため、以前は専門業者による埋め立て処理を行っていました。しかしながら、循環型社会の構築における当社グループの社会的役割に鑑み、現在では、社内にて金属屑(研削スラッジ)を圧縮・減容化し、再資源化を実現しています。

専用箱運送による資源再利用
専用箱

精密部品である当社製品を梱包する際は、強度のある特別な段ボール箱を使用します。

納品後の段ボール箱はリサイクルされるのが一般的ですが、当社では一部のお客様に対して専用の通い箱を使用。後に使用済みの通い箱を回収し、次回の出荷分に再度利用させていただいております。

この取り組みにより、限りある資源の有効活用を実現しています。

化学物質の適正管理のための取り組み

当社グループでは、「環境方針」に環境負荷物質の低減を掲げ、製造工程における化学物質の排出量削減および製品含有化学物質の適正管理に取り組んでいます。製品含有化学物質については、「製品含有化学物質管理マニュアル」に基づく管理体制を構築しています。また、2003年より「IKOグリーン調達基準書」を制定し、お取引先のご理解とご協力を得て含有化学物質調査を実施しており、RoHS指令やREACH規則等で規制される特定有害物質の全廃に向け、継続的に取り組んでいます。国内の製造工程から排出される化学物質については、PRTR法届出対象物質の取扱量・排出量・移動量を厳格に管理し、各自治体へ毎年報告しています。現在、当社が届け出ているメチルナフタレンは、空調設備用燃料である重油に含まれるものです。この排出量および移動量をゼロにすることを目標に、2030年度までに全ての空調設備を重油式から電気式へ更新する計画を進めています。この電化推進により、化学物質の排出削減と併せてCO2排出量削減にも貢献します。

PRTR法届出の推移(大気への排出量・移動量)

(単位:kg)
物質名称 主な用途 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 2025年度
メチルナフタレン 燃料 27.2 26.8 14.8 17.4 13.6
メチレンビス
(4,1-フェニレン)=ジイソシアネート
梱包緩衝材 5.7 6.2 6.2 0 0
トリメチルベンゼン 燃料 0 0 5.7 0 0
※上記は、日本の生産拠点における集計です。

グリーン調達

地球環境の保全に積極的に取り組んでいます。

日本トムソン株式会社は、1998年度より「企業の社会的責任として環境に配慮した企業活動を行ない、環境負荷を低減し、豊かな地球環境の実現に貢献する」を基本理念として、企業活動を行っております。
弊社は、環境に配慮した製品をお客様にお届けすることが、地球環境の保全につながると考え、2003年には「グリーン調達基準書」を制定し、お取引様のご理解とご協力を得て、グリーン調達を推進してまいりました。 弊社は、この基準に基づき、お取引様や調達する物品について、環境負荷に関する調査や評価を行い、グリーン調達を一層推進し、お取引様の皆さまと共に、豊かな地球環境の実現に貢献したいと考えております。

欧州RoHS物質への適合

独自の環境管理基準により、全ての製品(標準品)が欧州RoHS10物質に適合

当社製品(標準品)は、地球環境の負荷を低減する管理システムにより、ISO-14001及びISO-9001に裏打ちされた品質レベルで生産されております。
また、これらの製品は、すべて欧州RoHS10物質に適合しています。

水資源

水資源確保のための取り組み

当社グループの国内主要生産拠点である岐阜地区は、日本三大清流である長良川に隣接していることにより、水資源の管理は環境保全上重要課題と考えています。
事業活動における主な取水源は、市水と井戸水となり、主な使用用途としては生産工程における研削液や冷却水が挙げられます。
しかしながら、当該用途においては基本的に循環型の機構を採用しており、自然蒸発による減少分のみ追加補充する最小限の水利用を意識した設備となっています。
また、水使用量の削減に向けて、温水ボイラーや水冷式のクーリングタワーを空冷式の設備に切り替えるなど、4拠点において水管理計画を立てて取り組みを進めています。
このような水関連費用として、2024年度には水資源管理に関する設備の維持・改善に約1,900万円を支出しました。

削減目標と実績

当社グループは2023年度を基準年度とし、2030年度の取水量売上高原単位を7%以上削減を目標としています。
削減目標の対象拠点は、当社グループ連結の国内外の生産拠点になります。生産拠点の詳細は「取水量の推移(事業所別)」をご参照ください。

  • 2025年度目標:2023年度比2.0%以上削減
  • 2025年度実績:2023年度比8.9%削減で目標達成
 

削減目標と実績

単位:㎥/百万円 括弧内は基準年度比の削減率
項目 2023年度 2024年度 2025年度 2026年度 2027年度 2028年度 2029年度 2030年度
目標 基準年度 2.78
(▲1.0%)
2.76
(▲2.0%)
2.73
(▲3.0%)
2.70
(▲4.0%)
2.67
(▲5.0%)
2.64
(▲6.0%)
2.62
(▲7.0%)
実績 2.81 2.60
(▲7.5%)
2.56
(▲8.9%)
- - - - -

取水量の推移(5か年分)

取水量の推移(事業所別)

(単位:㎥)
国名 事業所名 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 2025年度
日本 日本トムソン株式会社(極楽寺地区、笠神地区、武芸川地区、土岐地区、鎌倉地区) 133,185 134,830 123,421 113,893 ☑129,275
ベトナム IKO THOMPSON VIETNAM CO., LTD. 31,564 27,650 21,305 17,638 ☑24,836
中国 優必勝(蘇州)軸承有限公司 14,262 7,801 10,114 9,991 ☑7,453
総合計 179,011 170,281 154,840 141,522 ☑161,564
保証報告書 - - - -
※対象範囲:連結生産拠点
※☑で示す数値は、国際保証業務基準(ISAE)3000に準拠した第三者保証を受けています。

取水量の推移(水源別)

(単位:㎥)
項目 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 2025年度
取水量 上水道 100,030 88,925 84,400 78,880 84,774
工業用水 0 0 0 0 0
地下水 78,981 81,356 70,440 62,642 76,790
地表水、雨水 0 0 0 0 0
海水 0 0 0 0 0
総合計 179,011 170,281 154,840 141,522 161,564
※対象範囲:連結生産拠点


水ストレス地域の調査

当社グループでは、WRI(World Resources Institute/世界資源研究所)のAQUEDUCTを用いて、国内外の各拠点の水リスクを評価しています。連結生産拠点において、水需給に関する逼迫度合いを示す水ストレスレベルがHigh、Extremely Highと評価された拠点(水ストレス地域)はありませんでした。(2026年3月末時点)
また、水ストレスレベルがMedium-highと評価された事業所は、日本と中国における2拠点で、これら拠点における2024年度の取水量は11,636m3、連結生産拠点の8.6%です。今後もモニタリングを継続し、水ストレス地域についての詳細調査を含め、水リスクを総合的に分析し、水資源の保全と事業への影響の最小限化に取り組んでいきます。

水ストレスレベル 事業所名 所在国
Low <10% - -
Low-medium 10-20% ・日本トムソン株式会社(極楽寺地区、笠神地区、武芸川地区)
・IKO THOMPSON VIETNAM CO.,LTD.
・日本
・ベトナム
Medium-high 20-40% ・日本トムソン株式会社(土岐地区)
・優必勝(蘇州)軸承有限公司
・日本
・中国
High 40-80% - -
Extremely high >80% - -
※対象範囲:連結生産拠点、表中の「-」は「該当なし」を意味します。



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